大西洋の通信インフラ強化進む、モーリタニアとポルトガルで新展開
大西洋を横断するデジタルインフラの強化が加速している。アフリカ北西部のモーリタニアでは新たな海底ケーブル陸揚げ局の建設が進み、ヨーロッパの主要なゲートウェイであるポルトガルではデータセンター大手が戦略的買収を行った。
### モーリタニア:EllaLink陸揚げ局が順調に進捗
モーリタニアのヌアディブで建設が進められているEllaLink海底ケーブル陸揚げ局の工事が、全体の46%に到達したことが発表された。モーリタニア政府とEllaLink社は、2026年末までに工事を完了させ、2027年第1四半期のサービス開始を目指すことで合意している。このプロジェクトは、同国の国際通信能力を大幅に向上させ、デジタル変革を支援することが期待されている。
### ポルトガル:データセンター買収でハブ機能強化
一方、データセンター大手のDigital Realtyは、ポルトガルのリスボンにあるデータセンター施設を買収し、同国市場への参入を発表した。この施設は複数の海底ケーブル陸揚げ地点に近く、買収によってヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸を結ぶ低遅延の通信ルートを強化する狙いがある。ポルトガルは南米へ直接接続する海底ケーブルを持つ欧州唯一の国であり、大西洋のデータ交通におけるハブとしての重要性が高まっている。
これらの動きは、大西洋周辺地域におけるデータ通信の信頼性と速度を向上させ、国際的な接続性を高めるものとして注目される。
この記事は信頼性の高い業界情報源に基づき作成し、編集部が内容を確認・監修しています。お気づきの点はお問い合わせよりお知らせください。
出典
- SubTel Forum: モーリタニアのヌアディブにあるEllaLink海底ケーブル陸揚げ局が46%の完成度に達したと報告された。工事は2026年末までに完了し、2027年第1四半期からのサービス開始を目指している。
- SubTel Forum: データセンター大手のDigital Realtyは、リスボンのデータセンター施設を買収し、ポルトガル市場に参入した。この動きは、海底ケーブル陸揚げ地点に近いインフラを確保し、欧州、アフリカ、米大陸間の低遅延接続を強化することを目的としている。