「Candle」24ペア海底ケーブル、2028年開通予定

海底ケーブルを題材にしたイメージ
AI生成のイメージです。実際のケーブル、陸揚げ局、出来事を撮影した写真ではありません。

Candleは、日本と東南アジアを結ぶ新しい海底ケーブルの建設計画だ。2025年9月の発表では、総延長は約8,000km、運用開始は2028年の予定。開通済みの回線として数える段階ではない。

発表で確認できる仕様

NECの2025年9月24日発表とSoftBankの同月22日発表を照合すると、計画の骨格は次のようになる。

項目 発表内容
接続する国・地域 日本、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール
総延長 約8,000km
光ファイバー 最大24ペア
参加事業者 Meta、SoftBank、IPS、Telekom Malaysia、XL Smart Telecom Sejahtera
システム供給 NEC
運用開始 2028年予定

地図の線を見るときは、国・地域の接続と、具体的な陸揚局の確定を分けて読む必要がある。この発表だけから、各都市への接続時期や利用できる回線の販売条件までは決められない。

24ペアは通信速度の数字ではない

ファイバーペアは、光ファイバー2本を一組として数える単位。24ペアなら48本に相当する。これはケーブルの中に用意する伝送路の数であり、「24Tbps」という意味ではない。

また、ケーブル全体の容量と1ペア当たりの容量も別の数値だ。ペア数だけを既存ケーブルと比べても、個々の利用者が何倍速くなるかは分からない。接続区間や伝送装置、実際に使用する容量など、比較条件をそろえる必要がある。

上記の建設発表には、ケーブル全体を何Tbpsで運用するかという数値は示されていない。そのため、ここでは推定の総容量を付け加えていない。

日本から見た位置付け

SoftBankはCandleを、既存・計画中のJUPITER、ADC、E2Aなどと組み合わせる国際通信基盤の一つとして説明している。「同社で2本目の大型ケーブル」とするのは正確ではなかった。

日本の読者にとっての確認点は、ケーブルの名前が一つ増えることに加え、どの方面へ別の経路を選べるようになるかだ。日本と各接続地の間で実際に利用できる区間、陸上網への接続先、提供開始日は、それぞれの発表で確認する項目になる。

2028年は建設発表時の目標であり、運用開始の確認には別途開通の発表が必要となる。計画中の設備と稼働中の設備を区別しておけば、現在使える通信経路を過大に数えずに済む。

2026年9月26日訂正:参加事業者と計画の位置付けを一次資料で確認し、裏付けのない総容量・既存ケーブルとの比較を削除した。

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よくある質問

Candleはもう開通していますか?
ここで扱う2025年9月の建設発表では、運用開始は2028年の予定です。建設計画の公表と開通は別の出来事です。
24ファイバーペアとは何ですか?
光ファイバー2本を一組とするペアが24組あるという意味です。ケーブル全体の通信容量を表す数値ではありません。

出典

  • NEC(2025-09-24): Candleの接続地域、延長、参加事業者、24ファイバーペア、運用開始予定。
  • SoftBank(2025-09-22): Candleの建設計画と同社の国際海底ケーブル網における位置付け。
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