海底ケーブルの仕組みと計画:HSCSとCandleの発表を読み分ける

海底ケーブルを題材にしたイメージ
AI生成のイメージです。実際のケーブル、陸揚げ局、出来事を撮影した写真ではありません。

要点

海底区間・陸揚げ・国内接続の役割と、HSCSの運用開始、Candleの建設計画を比較。事業者名、容量、ファイバーペア数、開通予定を混同しない読み方を示す。

  • HSCSの2008年発表はNTTとTransTeleComによるもの
  • Candleの2028年は建設発表時の運用開始予定
  • 海底区間と陸上接続、ペア数と容量を分けて読む

海底ケーブルの記事には、海中の設備、陸揚げする地点、そこから先の通信網が登場します。さらに、すでに運用を開始した設備と、将来の建設計画が同じ「新しいケーブル」として語られることがあります。HSCSとCandleを例に、発表が示す段階を分けて読みます。

海から上がった後にも接続がある

ケーブルが陸に上がる場所と、利用者が接続するデータセンターは同じ場所とは限りません。Topaz向け国内接続の発表のように、海底ケーブルと、陸揚局から先を結ぶサービスが別々に説明される場合があります。

ケーブルの設計容量だけで、国内接続まで含む利用者の回線速度を決めることはできません。海底区間、陸揚げ、陸上網のどこを説明しているのかを確かめます。

HSCSは2008年の運用開始発表

NTTの2008年7月3日の発表は、NTTコミュニケーションズとTransTeleComによる石狩・ネベルスク間のHSCSを扱っています。公表された全長は約570km、設計容量は640Gbpsです。

旧稿は、別系統のRJCNの当事者であるRostelecomと混同していました。二つのロシア関連ケーブルだからといって、同じ事業者の設備とは限りません。HSCSの図鑑とRJCNの図鑑で地点と発表主体を分けています。

Candleは2025年に公表した建設計画

NECの2025年9月24日の発表は、Candleを約8,000km、最大24ファイバーペア、2028年運用開始予定の計画として説明しています。接続地域は日本・台湾・フィリピン・インドネシア・マレーシア・シンガポールです。

24ペアという数値から、ケーブル全体の通信容量を自動的に決めることはできません。また、日本への接続を述べた発表だけで、個別の市町村の陸揚地点まで確定したとは扱いません。

確認項目 HSCSの引用資料 Candleの引用資料
発表の段階 運用開始 供給契約・建設計画
年の意味 2008年の開始発表 2028年の開始予定
容量とペア数 設計容量640Gbps 最大24ペア。総容量とは別の値

予定は運用開始の確認と分ける

建設発表の後には施工や試験などの段階があります。予定年が近づいたことだけで開通済みと扱わず、運用開始の発表を確認します。発表した会社、対象区間、仕様の単位、進捗の四つをそろえると、異なる案件を同じ基準で比較できます。

2026年9月30日訂正:HSCSの事業者をTransTeleCom・Rostelecomとした誤り、未確認の最短比較・制裁の具体的影響・Candleの志摩陸揚げ断定、容量の混同と瞬時の迂回保証を撤回しました。

この記事の下書きには AI を利用し、公開前に形式や表現を自動確認しました。運営者が公開後も内容を順次点検し、誤りを訂正しています。お気づきの点はお問い合わせよりお知らせください。

よくある質問

HSCSはRostelecomのケーブルですか?
引用した2008年のHSCS運用開始発表の当事者はNTTコミュニケーションズとTransTeleComです。Rostelecomが関わるRJCNとは別の系統です。
Candleの24ペアから総通信容量が分かりますか?
ペア数だけでは確定できません。伝送条件や装置の仕様が必要で、建設発表で示したペア数を総容量と混同しないようにします。

出典

海底ケーブル通信インフラGAFAMMetaNECSDM