海底ケーブルの修理方法 — 切断から復旧までの全工程を解説
海底ケーブルは年間約 100〜150 件の障害が世界で発生しています。原因の多くは漁船の底引き網やアンカー、次いで地震・海底地滑り。損傷したケーブルの修理はどのように行われるのでしょうか。
障害検知:OTDR
ケーブル障害が発生すると、陸上局から OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)を使って損傷箇所を特定します。光パルスを送り、反射光の戻り時間から障害点までの距離を計算する仕組みです。精度は数十メートル単位で、数千キロ先の障害点も特定できます。
ケーブル船の出動
修理はケーブル船と呼ばれる専門船で行われます。世界に約 60 隻のケーブル船が配備されており、障害発生から修理完了までには通常 2〜4 週間を要します。日本近海では NTT ワールドエンジニアリングマリンの「きずな」等が活動しています。
修理プロセス
修理の基本手順は以下の通りです:
スプライス技術
光ファイバーの接続(スプライス)は船上の専用ルームで行われます。融着接続機を使い、ファイバー端面を溶かして接合する方法が一般的です。接続損失は 0.01dB 以下と極めて低く、修理後も性能低下はほとんどありません。
修理完了まで
スプライス後、ケーブルは余長(スラック)を持たせて海底に戻されます。修理完了後は両端の陸上局から通信テストを実施し、正常な伝送が確認されてから商用トラフィックが復旧します。深海(水深 4,000m 以上)での修理は特に困難で、作業期間が長くなる傾向があります。
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出典
- ISCPC (International Cable Protection Committee): 海底ケーブル障害統計と修理プロセスの概要
- Wikipedia - Submarine communications cable: 海底ケーブルの修理技術と専門船の運用