海底ケーブルの太さは何mm?直径17mmに詰め込まれた驚異の構造
「海底ケーブルってどのくらいの太さなの?」——この疑問を持つ人は多いでしょう。答えは、深海部で直径約 17mm。庭に転がっている散水ホースより細いのです。
深海部と浅海部で太さが違う
海底ケーブルは敷設される場所によって外径が異なります。
- 深海部 (Lightweight / LW): 直径 17〜21mm、重さ約 0.8〜1.5 kg/m。水深 1,000m 以上の海底に敷設。外装は最小限。
- 浅海部 (Single Armored / SA): 直径 25〜35mm、重さ約 3〜5 kg/m。鉄線アーマーを 1 層追加して漁具やアンカーから保護。
- 沿岸部 (Double Armored / DA): 直径 40〜50mm、重さ約 8〜15 kg/m。鉄線アーマーを 2 層巻いてさらに堅牢に。海底に埋設されることも。
17mm の中に何が入っているのか
中心から外側へ向かって、以下の層構造になっています:
- 光ファイバー: ケーブルの心臓部。直径 125μm(髪の毛程度)のガラスファイバーが 4〜24 ペア収容されている
- ジェリー充填: 光ファイバーを水から保護するゼリー状の充填材
- 銅管: 光ファイバーを包む銅のチューブ。中継器に電力を供給する導体としても機能
- ポリカーボネート絶縁層: 銅管を電気的に絶縁
- アルミニウム防水層: 海水の浸入を防ぐバリア
- 高密度ポリエチレン外被: 最外層の保護カバー
なぜこんなに細いのか
太平洋横断ケーブルは全長 10,000km 以上にもなります。1mm 太くするだけで重量が数百トン増え、ケーブル敷設船の積載量と敷設コストに直結します。軽量化は経済性の生命線なのです。
重さの比較
太平洋横断ケーブル 1 本の総重量は約 10,000〜15,000 トン。深海部が大半を占めるため、1km あたり約 1 トンで計算できます。これは東京タワー(約 4,000 トン)3 個分以上の重さを、ケーブル敷設船が何日もかけて海底に沈めていく計算です。
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出典
- ISCPC: 海底ケーブルの一般的な構造仕様